2020.01.21ウェディング豆知識
婚約記念品といえば、ダイヤモンドをあしらった婚約指輪が代表的なものとして挙げられます。ダイヤモンドは天然では最も硬い物質のため、決して割かれることのない二人の絆を表しており、さらにその透きとおった輝きから誠実で純粋な愛を象徴しています。
婚約指輪の相場は30万円前後だといわれています。一般的に婚約指輪は男性から女性に贈るケースが多いですが、貰いっぱなしでは申し訳ないという方もいらっしゃるはず。
そこで今回は、気になる婚約指輪のお返しの相場をチェックしてみましょう。
婚約指輪のお返しをするべきか、悩まれている女性は多いと思います。
実際に婚約指輪を頂いたからと言って、絶対にお返しをしなければならないというわけではありませんが、“何かお返しした方が良いのかな?”と考える方も少なくないはずです。
なので、大切な恋人へご自身のお気持ちを伝える為にお返ししたいという方は、「半返し」※がおススメです。
※半返しとは、婚約指輪の半額程度の品物を贈ることです。
では、婚約指輪のお返しをする人は、全体のどれくらいおられるのかというと、43.9%です。その費用の相場は10万円未満が39.4%、10万円~20万円未満が35%、20万円~30万円未満が13.4%、30万円以上が12.1%です。平均では14.4万円となります。(ゼクシィ結婚トレンド調査2019 首都圏より)
一般的には婚約指輪の半額程度の品物を贈る「半返し」をする方が多いですので、相場を参考にしつつ決められると良いと思います。
お返しされる際に、選ばれる商品は半数以上が「腕時計」です。続いて、オーダースーツ、財布、カバン、靴などです。ちなみに、52.4%の方が腕時計、15.1%がスーツを選ばれています。(ゼクシィ結婚トレンド調査2019 首都圏より)
という訳で、人気のグッズをチェックしてみます。
腕時計が選ばれる理由としては、ステータスにもなる高級品だから、日常使いできるから、などがあるようです。お返しの価格的にも10万円台の腕時計は種類も豊富なので、選びやすいのかもしれませんね。(余談ですが、最近は婚約指輪の代わりに婚約腕時計をプレゼントしあうカップルもいらっしゃるそうです。)
では、男性に人気の腕時計ブランドは、どんなのがあるのかチェックしていきましょう。
日本の伝統的なブランドです。セイコーの中でも“グランドセイコー”は格が違うので特別なプレゼントとしておススメです。
https://www.grand-seiko.com/jp-ja/collections/heritage?price_max=300000
スイスの高級腕時計メーカー「タグ・ホイヤー」の腕時計は、ロレックスやオメガと並び、日本でも着用者の多い時計として挙げられます。スポーティーでありながらドレスウォッチとしても魅力的で、2014年には創業140周年を迎え、今なお高級スポーツウォッチメーカーとして業界を牽引しています。
https://www.tagheuer.com/ja-jp/%E6%99%82%E8%A8%88
1892年に誕生したアメリカ発祥のブランドです。現在はスイスを拠点にしている世界最大の時計製造グループである「スウォッチ・グループ」の傘下に入っています。ハミルトンは軍用、鉄道、航空会社の公式時計として採用された歴史があります。
https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/
ロレックスのディフュージョンブランドとして創業。イングランド国王を5人も輩出した名門チューダー家から名づけられ、チューダーローズと呼ばれる薔薇の紋章をアレンジしロゴに使用するなど、イギリス国内を意識した作りになっています。 ケースやブレスレットなどロレックスとの共有パーツも多く、信頼性の高い実用的な腕時計の数々は、イギリスのみでなく世界的に受け入れられていきました。 昨今では、ロレックスとは異なる独創性に富んだデザインのラインナップが数多く発表されています。
https://www.tudorwatch.com/ja
1904年にスイスで創業した『オリス』は、当時から一貫して高品質な腕時計を製造しています。機能美あふれるスタイルで本物志向のイギリスやイタリアでも人気です。特にパイロットウォッチは定評で、伝統的に力を入れています。
https://www.oris.ch/jp
高級腕時計ブランドは30万円以上するイメージがありますが、「半返し」の相場に収まる品も多いですね。
腕時計に続いて人気なのがスーツです。日常使いでき、特にオーダースーツの場合は身体にフィットするので、より仕事がデキる人になります。例えば、結納される際にお返ししていただいたスーツを着て参加するのも良いですね。その場合は、モノによってはお仕立てに1ヵ月程度掛かりますので、日程を考慮してプレゼントされると良いかと思います。
1910年にイタリアのビエラにて生地ブランドとして創業し、オーストラリアやニュージーランド原産の天然繊維のみを使用した品質の高い生地でイタリア国内だけでなく、世界各国へその名が広まっていきました。
https://supremo.jp/zeg_suit/
ナポレオン3世、エドワード7世、チャーチル元首相、昭和天皇、吉田茂元首相というそうそうたる顔ぶれの顧客リストを持つイギリスを代表するスーツブランドです。
Henry Pooleは1800年中盤にはドイツやフランスなどにも店舗を構え、19世紀の終わりにはヨーロッパ中に知られる名ブランドに成長しました。
https://www.henrypoole-jp.com/
1970年にイギリスのノッティンガムにセレクトショップとしてはじまったPaul Smithですが、スーツの裏地に派手な柄をあしらったデザインなど、型にはまらない作りが特徴と言われています。
ちなみに創業者のポール・スミス氏は「ひねりのあるクラシック」をテーマに掲げており、大人っぽさをキープしつつありきたりな堅いスタイルを避けたい人にピッタリなブランドです。なお、現在オーダースーツは大阪店のみ対応のようです。(2020年3月)
https://www.paulsmith.co.jp/stories/aw19/paul-smith-osaka-shop-open
こちらも日常使いができる、高級ブランドの物がコスト的にも丁度良いということで、支持されています。高級ブランドの物でしたら、物持ちの良い方でしたら十年以上は使用できますね。好みによりますが、普段からスーツを着用されている男性にプレゼントされるのであれば、長財布がおススメです。スーツの内ポケットに入れた際、スーツが膨らむのを抑えられスッキリ見えます。
腕時計、スーツ、財布の3つが、お返しをされた方の全体の75%になります。では、それ以外の方はというと、カバン、靴、家電などが続きます。(ゼクシィ結婚トレンド調査2019 首都圏より)
モノが多いですが、例えばご旅行を企画してプレゼントとされたりするケースもあるようです。
90%以上の方が何かしら形に残るモノをお返しとしてプレゼントされているようです。また、婚約指輪が一生モノという事もあり、選ばれるモノとしては、一生使えるモノや日常的に使いやすいモノが選ばれる傾向にあります。
お返しするモノを選んだとして、次は渡すタイミングです。特に型にはまった決まりはありませんので、お二人の記念日や何気ないデートのタイミングでプレゼントされるのも良いです。
もう少し形式的にされたい場合は、ご両家の顔合わせのタイミングや、結納などご両親が同席する時にお渡しする事がスマートかと思います。その際は、婚約指輪など既に身に着けていたとしても、ジュエリーケースにしまっておき、全員が揃ったところで男性からプレゼントしてもらい両親に見せると、より形式的になります。男性へのお返しも、改めてこのタイミングでプレゼントされるのが良いですね。ただ、スーツなどはその日に合わせて着用されて行っても大丈夫です。
今よりもより形式的に執り行われておられましたので、ご両親は意外とこのような場を大切に感じておられる方が多いです。なので、形式的に進めていくことでご両家の関係がより良好になることもあります。お二人だけのイベントではなく、ご両家も関わってきますので、ご両親に対してひと言でも相談されることも良いかと思います。