周囲に結婚の報告をすると、お祝いの品を贈って頂くことがありますよね。そのお返しとして、内祝いをする事が一般的です。しかし、内祝いに何をお返しすれば良いのか、経験していないからこそ分からない事が多いです。ちなみに、お返しに選んではいけないモノもあります。

本日は、その内祝いに掛ける金額や、具体的に何をお返しの品として選ぶことが良いかをご紹介させて頂きます。

  • この記事で分かること
  • 結婚祝いのお返し(内祝い)の基本とは?
  • 内祝いの選び方とは?
  • 内祝いに向いていないモノとは?
  • 内祝いをしなくても良い場合とは?
  • 内祝いにおススメの贈り物とは?

結婚祝いのお返し(内祝い)の基本とは?

内祝いは結婚のお祝いとして、現金やギフトを頂いた時に、お礼としてお返しするという文化です。内祝いのマナーがありますので、誤ってしまうと失礼に当たります。基本を理解した上で、何をお返しとして選べば喜んで頂けそうか、考えていきましょう。

基本その1 お祝いを頂いたら、すぐに連絡をする

まずはお祝いしてくれたお相手に連絡をして、お礼を述べましょう。お電話でお礼をお伝えしても良いですし、丁寧にする場合は頂いてから数日以内にお礼状を送って感謝の気持ちをお伝えしましょう。

直接会ってお祝いしてくれた場合は、その場で感謝の気持ちをお伝えすれば大丈夫です。

基本その2 内祝いを贈る時期

結婚式を挙げる場合は、遅くとも挙式後1か月以内に贈りましょう。結婚式を挙げない場合は、結婚祝いを頂いてから1か月以内にお返ししましょう。直接持参されるのも良いですし、お相手のご自宅に宅配されても良いです。結婚式の準備でお忙しい時期かと思いますが、優先順位を高くしてご対応されると良いかもしれません。

基本その3 のし(熨斗)の付け方

“のし“には、外のしと内のしがあります。外のしとは、贈り物を包装紙で梱包した状態で付ける事を言います。内のしとは、贈り物に直接付けて、のしが付いた状態で包装紙で梱包する事を言います。つまり、包装紙で梱包する前に付けるのが内のし、梱包した後に付けるのが外のしです。

内祝いの場合は、“内のし“にします。内のしとは、「お祝いを頂いて有難うございます」という気持ちを素直に表現した掛け方です。ですので、内祝いの場合は内のしにします。

また、贈り物を郵送する場合は、“のし”が破れないように“内のし”にするという合理的な意味合いもあります。

名入れについては、数パターンあります。

  • 結婚後の新姓のみ
  • 新郎新婦の名前のみ連名
  • 新姓の下に新郎新婦の名前を連名
  • 「○○家」、「●●家」と両家を連名

どの書き方も正しいと言えますので、迷った場合は、両親に相談して決められると良いかもしれません。

また、ご新婦様は旧姓で表記したいという方もいらっしゃると思います。“職場関係の方向けには、旧姓じゃないと伝わらない“等。その場合は、配送伝票に旧姓を書いたり、贈り物と一緒に旧姓でメッセージカードを添えたりして、のし以外のところで伝えるようにしましょう。

内祝いの選び方とは?

内祝いの金額は、一般的に半額か、3分の1程度の金額で贈る方が多いです。例えば、1万円程度の結婚祝いの場合は3千円から5千円です。結婚祝いに掛かった金額を直接聞くわけにはいかないので、インターネット等で検索して調べると良いかもしれません。

頂いた結婚祝いが高額だった場合は、半額で内祝いをすると失礼に当たる場合があるので、お気を付けください。例えば5万円以上の結婚祝いを頂いた場合は、半額ですと2万5千円程度です。高額の結婚祝いを贈られる方は、目上の方が多いかと思います。目上の方に高額なお返しをするという事は、一般的に「あなたからのお返しは不要です」という事を暗に意味するからです。

とは言え、少ない内祝いだと恐縮されるかもしれませんので、その場合は内祝いと一緒にお礼状を添えてお返しすると、感謝の気持ちが伝わって良いかもしれません。

内祝いに向いていないモノとは?

縁起の悪い物事を避ける事が基本です。例えば、“割れる”、“切れる”が連想されるモノを内祝いとして選ぶのはNGです。陶器の器やコップ、刃物は避けておいた方が良いでしょう。

また、数字で“割り切れる”のもNGです。セット商品として2つで1セットとカウントする商品は奇数とみなせるので、良いです。同様に12個も1ダースとしてカウントするので、選んでも大丈夫です。

他には、忌み数字も避けましょう。4は死を連想したり、9は苦を連想しますので、この2つの数字は避けて選ぶ方が良いです。

内祝いをしなくても良い場合とは?

結婚祝いの贈り物が少額のモノだった場合は、内祝いをしない事が多いです。上記でお伝えした通り、内祝いの金額は半額から3分の1程度が基本です。お返しの品がとても少額になってしまいますので、お相手に気を遣わせることになりかねません。結婚祝いが少額だった場合は、お礼の言葉を直接お伝えするか、お礼状をお送りするなどして、感謝のお気持ちをお伝えすれば大丈夫です。

内祝いにおススメの贈り物とは?

内祝いに贈るモノの金額や内祝いに向いていないモノを紹介してきました。ここからは、具体的に内祝いとして人気のあるモノをご紹介していきます。

・カタログギフト

結婚式の引き出物でも定番の贈り物です。贈られた側は色んなジャンルの中から選べますので、外れが少ないものになりますね。また、贈る側としては、お相手の好みを吟味して選ぶ必要が無い上、価格帯もバリエーションが豊富なので、贈る側も助かります。特に結婚式準備に追われている方にとってはお手軽で良いのではないでしょうか?

・商品券・ギフトカード

カタログギフトに次ぎ、こちらも汎用性のある贈り物です。贈られた側はいつでも好きな時に使用できます。カタログギフトは使用期限があるので、人によってはこちらの方が喜ばれるかもしれません。ただ、結婚祝いで商品券・ギフトカードを頂いた場合は、内祝いに贈る事は避けた方が良さそうです。

・スイーツ

形に残らない物として人気があります。スイーツ店でも内祝い用にセットになっている商品を置いているお店もありますし、ネットショップでのし付きの贈り物として注文する事ができます。賞味期限が短すぎるモノはなるべく避けて選ぶと喜んでもらえそうです。

・その他

百貨店ではお祝いの品をネットショップで購入できます。上記に挙げた贈り物を含めお相手の好みに合わせて選べるようにラインアップも豊富なので、おススメです。

 高島屋

 https://www.takashimaya.co.jp/shopping/gift/kekkonuchiiwai/

 大丸松坂屋

 https://www.daimaru-matsuzakaya.jp/uchiiwai/kekkonuchiiwai/

  • この記事のまとめ
  • 結婚祝いのお返し(内祝い)の基本は感謝の気持ちをすぐに伝えること。
  • 内祝いの選び方は、3分の1から半額のモノを選ぶこと。
  • 内祝いに向いていないモノは、縁起が悪いとされるモノ。
  • 内祝いをしなくても良い場合は、結婚祝いが少額だった時。
  • 内祝いにおススメの贈り物は、カタログギフトやスイーツ