ドレスの種類がたくさんあるので、選ぶのにお悩みの方もいらっしゃるかと思います。ご自身の理想や、会場の雰囲気、体型に合うウェディングドレスなど選び方は様々です。今回はウェディングドレス選びのコツについてお話しさせて頂きます。

  • この記事で分かること
  • ウェディングドレス選びで見るべきポイントは?
  • 人気のウェディングドレスブランドは?
  • ウェディングドレスはレンタル?それとも購入?費用は?
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ウェディングドレス選びで見るべきポイント

ウェディングドレスを選ぶ際に見るべきポイントとしては、4つあります。

  1. ラインデザイン
  2. 会場の雰囲気
  3. 体型別

ラインデザインから見ていきましょう。

1. ラインデザイン

ラインデザインは7種類あります。

  • 「Aライン」
  • 「プリンセスライン」
  • 「マーメイドライン」
  • 「エンパイアライン」
  • 「スレンダーライン」
  • 「ミモレ」
  • 「ミニ」

「ゼクシィ首都圏2019」の調査結果によるとウェディングドレスの中で最も人気なのは、「Aライン」と言われるデザインです。全体の56.3%の方に選ばれています。半数以上の方が選んでいることになります。

続いて人気なのが、「プリンセスライン」30.3%、「マーメイドライン」5.0%となります。

Aラインとプリンセスラインを合わせると86.6%の方が選ばれていることになります。

Aライン

高い位置のウエストから裾にかけてスカートが徐々に広がっていくシンプルなデザインです。ウエストの一が高いので、足が長く見えるのが特徴です。また、トレーン(引き裾)が長いものが多く、大聖堂のチャペルによく似合います。裾が広がる様子がアルファベットのAに見えることから、Aラインと呼ばれています。

プリンセスライン

上半身はタイトで、ドレスのウエストの切り替え部分から大きくふわっと広がったデザインが特徴のドレスです。Aラインよりも、スカートがふわっとしているので、可愛らしさを演出したい方はこちらを選ばれると良いかもしれません。また、スカートのふくらみでお腹周りを隠すこともできるので、マタニティの方にも着やすいシルエットです。

マーメイドライン

ボディラインを意識して細身になっているのが特徴的なデザインです。ひざ下から裾までマーメイド(人魚)のように広がっているので、膝から上がシンプルでも華やかさが損なわれることはありません。

エンパイアライン

胸下からウエストの切り替えがありスカート部分が多い、まるで女神のようなデザインが特徴です。ウエストの位置が高いので、足が長く見えます。ドレスデザインの中では最もシンプルなので、年代・体型を問わず着られるのがポイントです。最近では、ナチュラルな雰囲気の結婚式がトレンドということもあり、エンパイアラインを選ぶ方が増えてきています。

スレンダーライン

ドレス自体はシンプルな形ですが、総レースで覆われたデザインやトレーンが長いものなど、バリエーションは豊富なのが魅力のひとつです。ひざ下の広がりがなくシンプルなデザインです。動きやすいため、ガーデンウェディングなどで人気があります。

ミモレ

ドレス丈が足首までなので、ブライダルシューズをしっかり見せられるのも特徴です。ややカジュアルな雰囲気の披露宴をご希望の方におススメです。ドレスを引きずることもないので、2次会に参加される場合にも動きやすいです。

ミニ

カジュアルで軽やかな印象があります。ミモレよりもさらにドレス丈が短いのが特徴です。ロングドレスのような近寄り難いさがなく、アットホームな1.5次会や2次会にもおススメです。

2. 色

ウェディングドレスの色と言えば「白」というイメージですが、実は白の中でも3種類のカラーがあります。色の種類と特徴、似合う肌色をご紹介していきます。

ホワイト(純白)

「真っ白」。青みがかった白を指します。ウェディングドレスは純白のイメージがありますが、実は日本国内で流通するウェディングドレスの2割程度と意外と少ないのです。真っ白のドレスがもっとも似合うのは肌が白色の方です。また、肌が黒色の方も似合う色になります。

オフホワイト

白色にほんの少し黄色味がかった色である「オフホワイト」。かすかに色味を感じさせるトーンで、もっとも選ばれている色です。日本の方の肌に一番なじみやすい色と言われています。ウェディングドレスの色味の中でも一番種類が多いです。

アイボリー

オフホワイトよりも淡い黄色が入った色で、着用すると肌を明るく健康的に見せ、ナチュラルで優しい印象を与えます。

3. 会場の雰囲気

ご自身の好みと会場の雰囲気を合わせてドレスを選ばれると良いかもしれません。基本的には新婦様の好みを優先される方が良いかと思いますが、ここでは、伝統的クラシック、モダン・スタイリッシュ、ナチュラルに分けてご紹介していきます。

伝統的クラシック

式場が大聖堂である場合が多いので、ボリューム感がある「Aライン」や「プリンセスライン」がおススメです。バージンロードを歩かれる際にドレスにボリュームがある方が良いです。

モダン・スタイリッシュ

シックで都会的な雰囲気がありますので、シンプルよりもボリュームやゴージャス感を重視したドレスが似合います。「Aライン」、「スレンダーライン」、「マーメイドライン」がおススメです。

ナチュラル

自然光が入る会場が多いので、ボリューム感のあるドレスよりも、比較的動きやすい「エンパイアライン」、「スレンダーライン」のドレスが良いです。

4. 体型別

ご自身の体型に合ったドレスを選ぶのも、選び方の一つです。

二の腕が気になる方

ウェディングドレスは多くがビスチェタイプと言われるデザインで、袖のないタイプです。二の腕を隠す場合は、オフショルダーのデザインを選ばれるか、クラシカルなデザインとして長袖(五分袖や七分袖など)タイプのドレスも良いかと思います。

お尻が気になる方

スカートにボリュームがあるタイプがおススメです。Aライン、プリンセスラインがボリュームがあります。特にプリンセスラインはウエストとヒップのメリハリがあるので、上半身を華奢に見せてくれる効果があります。

身体のラインが強調されがちなマーメイドラインやスレンダーラインを着用したい場合は、リボンやコサージュなどヒップラインをカバーするような装飾があるデザインが良いです。

背中や脇のお肉が気になる方

上半身が気になる場合は、Aライン、プリンセスラインがおススメです。上半身はフィットしてボリュームを抑えつつ、ウエストから下はドレスのボリュームで全体的にすっきり見せることができます。

背が高い方

マーメイドラインやスレンダーラインなど縦のデザインが強調されたタイプがおススメです。背の高さを活かしてスタイル良く着こなすことができます。また、背の高さを目立たせたくない場合は、Aラインやプリンセスラインなど足元が隠れるタイプとヒールの低いブライダルシューズを合わせると良いかもしれません。

背が低い方

縦のラインが強調されるAラインのドレスがおススメです。ドレスの裾をすってしまう心配があっても大丈夫です。どのドレスショップでも12cmヒールのパンプスを準備していますので、ドレスショップに確認されてみると良いです。

人気のウェディングドレスブランド

国内、海外ともに素敵なブランドが多いので迷われる方も多いかと思います。そんな中でも人気のあるブランドをご紹介していきます。

YUMI KATSURA(ユミカツラ)

日本を代表するブランドです。世界中の花嫁から賞賛を浴び続けています。洗練されたクチュールテクニックは世界が認める技術です。

https://www.yumikatsura.com/

Monique Lhuillier(モニーク・ルイリエ)

モニーク・ルイリエは、フィリピン・セブ島出身のデザイナーが手掛けておられます。ハイクオリティでゴージャスなアメリカ ビバリーヒルズ発のトップブランドです。海外セレブのブリトニー・スピアーズ、リース・ウィザースプーンが自身の結婚式で着用しておられます。

https://www.treatdressing.jp/

FOUR SIS & CO.

甘くなりすぎない “大人のロマンティック”をコンセプトに、 大人の女性だからこそ着こなせる可愛いらしさ、甘さ、凛とした美しさを 最大限に引き出すドレスを厳選してラインナップしています。

http://www.foursis-co.com/

ウェディングドレスのレンタルについて

既製品をレンタルされた方は86.5%です。オーダーメイドをレンタルされた方は1.7%なので、レンタルされた方は合計で88.2%になります。(ゼクシィ結婚トレンド調査2019 首都圏より)ウェディングドレスを着用された方はほとんどがレンタルという結果でした。

ちなみに、レンタル先は利用した会場か会場が提携している衣装店が87.9%でした。外部の衣装店から持ち込みされた方は10%程度おられるようです。

ウェディングドレスの費用について

1着あたりの費用については、平均25.9万円でした。金額別で見ていきます。

  • 10万円未満    7.5%
  • 10万円~20万円  17.0%
  • 20万円~30万円   32.4%
  • 30万円~40万円   30.9%
  • 40万円~50万円   7.8%
  • 50万円以上   4.5%

※1着あたりの費用

ちなみに、外部の衣装店でレンタルされた方などウェディングドレスを会場に持ち込みされた方のドレス持ち込み料については、会場によります。持ち込み料が必要になる会場が54.7%と半数以上です。

  • この記事のまとめ
  • ウェディングドレス選びで見るべきポイントは、ラインデザイン、色、会場の雰囲気、体型
  • 人気のウェディングドレスブランド
  • ウェディングドレスはレンタルが88.2%、費用は平均25.9万円