婚約指輪はプロポーズの時に女性にお贈りする方が多いです。ひと昔前はお給料の3か月分の価格と言われていましたが、現在はどれくらいなのでしょうか?

「ゼクシィ結婚トレンド調査2019 首都圏」のデータをもとに調査しましたので、今まさに婚約指輪の購入に悩んでおられる男性の方はご参考までにチェックしてみてください。

  • この記事で分かること
  • そもそも婚約指輪を贈る人はどれくらいいるのか?
  • 婚約指輪の相場は?
  • 婚約指輪の失敗しない選び方は?
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そもそも婚約指輪と結婚指輪の違いって何?

婚約指輪は 婚約の証しとして男性から女性へと贈るものです。そして、結婚指輪は結婚の記念にふたりで購入するものです。

婚約指輪は男性がサプライズで用意して、プロポーズの際に贈る方もいらっしゃいます。もちろん、プロポーズ後にふたりで購入される方も多いです。指輪のデザインやブランド等にこだわりがある女性の場合は、一緒に購入される方が良いかもしれませんね。

一方、結婚指輪は結婚後に日常的に身に着けるため、着け心地なども重視してふたりで選ぶ人がほとんどです。

婚約は結婚と違い、法的なモノではないため、ふたりの婚約を口約束だけではなくて形に残すという意味でも婚約指輪をお贈りされるのも良いかもしれませんね。

婚約時にプレゼントをした男性はどれくらいいる?

実際にプレゼントをされた男性は74.0%いらっしゃるそうです。(ゼクシィ結婚トレンド調査2019 首都圏より)

プレゼントした理由としては、「プロポーズの際に渡したかったから」49.3%、「婚約のけじめとして」35.1%、「女性から欲しいと言われたから」34.1%となっています。(複数回答)

男性側からの理由が多い傾向にありますが、女性側からの理由も少なからずあるようですね。

贈り物をしなかった理由は?

ちなみに、26.0%の方が婚約時にプレゼントをされなかったという結果が出ております。その理由としては、「お金がもったいないから」33.3%、「結納しなかったから」19.9%、「普段身に付けられないから」18.9%となっていました。

結婚は何かと出費しますので、婚約指輪を購入する代わりにハネムーンやマイホームを購入するために貯めておくカップルもいらっしゃるようです。

他にも指輪以外の記念品を購入された方もおられます。ネックレス、時計など、身に着けられるモノが多いようです。

婚約指輪の相場は、平均36.8万円

“婚約指輪は高い“というイメージを持っていらっしゃる方も多いかもしれません。実際の相場はどれくらいなのでしょうか?

「ゼクシィ結婚トレンド調査2019 首都圏」によると、平均価格36.8万円です。この結果から、“高い”というように考えられる方がいらっしゃるかもしれません。では、価格帯ごとに購入された割合を見ていきます。

  • 10万円未満      4.1%
  • 10万円~20万円    9.6%
  • 20万円~30万円    20.5%
  • 30万円~40万円    28.1%
  • 40万円~50万円    15.5%
  • 50万円以上    22.3%

婚約指輪の金額は、お給料の3か月分という話が一般的に言われていたことがありましたが、現在はそうではないようです。また、50万円以上の中には100万円以上の婚約指輪を購入された方もいらっしゃるので、平均価格が高くなっている要因でもあります。

世代別でも購入金額が変わってきます。50万円以上の婚約指輪を購入された割合を見ていきます。

  • 20代 16.2%
  • 30代 19.9%
  • 40代 22.7%

年齢が上がると共に婚約指輪にかける金額が高くなります。経済的に余裕ができることが大きいようです。

婚約指輪の失敗しない選び方とは?

価格についても選ぶポイントではありますが、デザインやブランドなどとても多いです。また、せっかくプレゼントされるのでこだわりを持った方もおられ、後悔しないように選びたいと思いますので、選び方を見ていきます。

大きく分けてポイントは4つあります。

ポイント① デザインとダイヤモンドの質

デザインは4つあります。婚約指輪を購入された方が最も選んだデザインは「ソリティア」です。

ソリティア

婚約指輪としてもっともポピュラーなのが「ソリティア」です。婚約指輪を購入された方の中で52.8%の方が選ばれています。

立て爪で一粒のダイヤモンドを支えているのが特徴で、ダイヤモンドが一番美しく見えるデザインと言われています。

メレ

「ソリティア」の次に人気のデザインが「メレ」です。

指輪の真ん中にダイヤモンドがあり、その周りにもダイヤが散りばめられているのが特徴です。

パヴェ

こちらも「メレ」のデザインのように、一粒のダイヤモンドがありますが、リングの周囲にダイヤモンドが敷き詰められているのが特徴です。ちなみに「パヴェ」はもともとフランス語で“石畳”という意味です。石畳のようにダイヤモンドが敷き詰められています。

エタニティ

リングの周囲に同じサイズのダイヤモンドが敷き詰められているのが特徴のデザインです。ダイヤモンドが途切れることなく並んでいることから、「永遠に途切れることのない愛」を表現していると言われています。

ダイヤの質(4C)

4Cは、カラット、カット、カラー、クラリティ(透明度)のイニシャルをとったものです。

ちなみに、カラット数は0.2ct~0.4ctがもっとも選ばれています。

ポイント② ブランド

婚約指輪のブランドと聞くと、誰もが思いつくブランドが多いかと思います。海外、国内ともにデザインや品質共に素晴らしいモノが多いですが、その中でも厳選してご紹介していきます。

Tiffany & Co. (ティファニー)

1837年に文房具と装飾品の店としてオープンした歴史があります。ティファニーの創業者チャールズ・ルイス・ティファニーは、世界で最も美しいダイヤモンドに対する揺るぎない情熱の持ち主でした。一流のジュエリーを扱うことからチャールズ・ルイス・ティファニーは「キング オブ ダイヤモンド」と称されるようになります。

https://www.tiffany.co.jp/engagement/shop/engagement-rings/

NIWAKA(にわか、俄)

和テイストをコンセプトとしたジュエリーブランドとして1983年に発足しました。2000年にニューヨークに店舗をオープンしたことを皮切りに、海外展開もスタート。今では「メイドインジャパン」を誇る、世界的なブランドへと成長しています。アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞と言った映画界の華やかな祭典において、NIWAKAが登場しているシーンは少なくありません。ジェニファー・ロペスさんやアビー・コーニッシュさんなどと言った数々の大物女優が、俄のリングやネックレスを身に着けて参加する一幕が多々見られます。

https://www.niwaka.com/bridal/niwaka/

Cartier (カルティエ)

カルティエは王侯貴族から愛されてきました。その大きな理由は、ジュエリーの素晴らしさにあります。例えばダイヤモンドは、GIA(アメリカ宝石学会)の品質規格4Cの中で、最高級グレードのものを採用します。

https://www.cartier.jp/

ポイント③ 使用タイミング(日常使いする、特別な時だけ)

日常使いしたい方はシンプルなデザインを好むようです。その場合、カラット数は小さめで、ダイヤモンドの数も少ないデザインが選ばれる傾向にあります。カラット数が指輪の価格の大半を占めますので、おのずと価格は抑えられます。

ポイント④ メンテナンスのし易さ

日常使いする方も、特別な時に着用される方もそうですが、指輪が時が経つにつれて自分の指に合わないという場合があるかもしれません。そんな時はサイズ直しをしてもらうのが良いですね。しかし、デザインによってはサイズ直しができないモノもありますので、購入前にご確認頂く方が良いかもしれません。

特に日常使いされる方はリング部分に傷が付く可能性がありますので、気になる方は磨きなおしができるデザインが良いかもしれません。

  • この記事のまとめ
  • 婚約指輪を贈る人は74%
  • 婚約指輪の相場は平均36.8万円
  • 失敗しない選び方は、デザイン、ブランド、使用タイミング、メンテナンスの有無